“上越市内の3病院集約し中核病院整備”医療再編方針まとまる

上越地域の今後の医療体制をめぐり、上越市内の複数の病院を集約し中核病院を整備するとする議論のイメージがまとまったことが関係者への取材で分かりました。
21日ni
開かれる医療や行政関係者の会議で示される見通しで、再来年度から実現に向けた具体的な検討に入る方針です。

上越地域では医師や病床数の減少を受けて新潟労災病院が再来年度に閉院することが決まっていて、手術や入院などの機能を市内の6つの病院に移す方針が医療再編の会議で了承されています。
さらに上越地域では将来的に十分な医療提供体制を維持できなくなるおそれがあるとして、抜本的な見直しが必要だとする意見も出ています。
こうしたなか今後の医療体制をめぐり、上越市内の複数の病院を集約し高度な医療や救急に対応する中核病院や、回復期を中心とした病院を整備するとする議論のイメージがまとまったことが関係者への取材で分かりました。
地域内のほかの病院でも機能や規模の適正化を進め、地域全体で患者を受け入れる体制を整えたい考えです。
21日、上越市で開かれる医療や行政関係者の会議でこうした方針が示される見通しで、会議では来年度中に案をとりまとめたうえで、再来年度から実現に向けた具体的な検討に入る方針です。