新潟医療福祉大学で卒業式 約1100人が新たな一歩踏み出す

新潟医療福祉大学の卒業式が新潟市で行われ、新型コロナウイルスの感染が広がるなかで学生生活を送った学生たちが新たな一歩を踏み出しました。

新潟医療福祉大学の卒業式は各学部の学生と大学院生、およそ1100人を対象に新潟市中央区の朱鷺メッセで行われました。
式では各学科の代表者に学位記が手渡されたあと、西澤正豊学長が「新型コロナウイルスの感染拡大で多くの活動が制限され、思い描いたような大学生活は送れなかったかもしれません。未曽有の脅威を乗り越えたという経験を生かし新たな脅威も克服できるよう大いに活躍してほしい」と式辞を述べました。
これに対し、卒業生を代表して理学療法学科の齋藤大河さんが「入学時から多くの制約を強いられ、くじけそうになることも多々ありましたが、かけがえのない仲間と出会い、切磋琢磨し、大きく成長できました。これから社会に出て、さまざまな壁にぶつかると思いますが、仲間と支え合うことで乗り越えていきます」と決意を述べました。
大学によりますと、卒業生の多くは医療や福祉の分野に進むということです。
看護学科の卒業生は「群馬出身で入学当初は知り合いもなく1人で勉強していましたが、2年生ぐらいから対面の授業が始まり、楽しい学生生活を送ることができました。4月からは地域の困っている人を助けられる看護師になりたい」と話していました。