花角知事 “柏崎刈羽原発再稼働めぐる判断の方針に変更なし”

花角知事は１９日午前、県庁で取材に応じ、１８日夜、齋藤経済産業大臣から東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に理解を求める電話があったことを明らかにしました。

花角知事によりますと、齋藤大臣から再稼働について地元の理解を求めたいという内容の電話があり、知事は「お話は承りました」と答えたということです。
そのうえで花角知事は、柏崎刈羽原発の再稼働をめぐる自身の判断について「何も変わりません」と述べ、複合災害が起きた場合の屋内退避についての議論や、県の技術委員会での安全対策の確認などの状況をみながら判断する方針に変わりはないことを強調しました。

柏崎市の桜井市長は、１８日齋藤経済産業大臣と電話で会談した際の発言内容を発表しました。
それによりますと、齋藤大臣に対して「原発の再稼働に関する国の姿勢はしっかりと承った。大臣のことばから強い意思を感じた」と述べたということです。
そのうえで、「市としては、市議会の判断や国への要望の返事、東京電力に出したいくつかの条件に対する返事を待って、最終的な判断をしたい」と話したとしています。