供述調書に内容付け加えた疑いで警察署の警部補を書類送検

作成済みの供述調書にあとから内容を付け加えたとして県内の警察署に勤務する警部補が書類送検されていたことが警察への取材でわかりました。

書類送検されたのは県内の警察署に勤務する警部補です。
県警察本部によりますと、警部補は去年10月、交通関係の事件で、作成済みの供述調書にあとから内容を付け加えたとして、虚偽有印公文書作成の疑いが持たれています。
警部補はその日のうちに法令違反に気づき自ら申告したということです。
警察は、供述した人が不利益を被ったり、捜査上の影響が出たりすることはないとしています。
また、県内の警察署に勤務する巡査部長は去年6月下旬から10月中旬にかけて、複数の部下に対し、酒の席で胸をたたいたり、指導の名目で手錠をかけたりしたとして、暴行の疑いで書類送検されました。
県警察本部は、警部補を本部長注意、巡査部長を本部長訓戒の処分にしています。
県警察本部監察官室は「職員に対する指導教養を徹底し、再発防止に努める」としています。