見附 児童がサケの稚魚を放流 地域の自然に理解深める

地域の自然への理解を深めようと授業の一環でサケの稚魚を育ててきた新潟県見附市の小学生が、地元の川に稚魚を放流しました。

見附市ではサケが川を遡上してくる地域の自然への理解を深めようと地元の人たちが中心となってサケの放流を続けていて、見附第二小学校では授業の一環として稚魚を育てています。
18日、児童およそ30人が学校近くの本明川に集まり、自分たちが学校でふ化させたおよそ150匹のほか、漁協が用意した稚魚、合わせて6000匹ほどを放流しました。
稚魚は体長およそ5センチほどで、子どもたちは「がんばってね」とか「元気で帰ってきてね」などと声をかけながら、バケツに入れた稚魚を次々に放流していきました。
漁協によりますと、放流されたサケは4年ほどかけて成長し、1000匹のうち4匹ほどが本明川を遡上してくるということです。
4年生の女子児童は「育てた稚魚を放流できてうれしかった。たくさんの稚魚が大きくなって元気なサケが見られたらいいと思った」と話していました。
また、4年生の男子児童は「なるべく多くのサケが帰ってきてほしい」と話していました。