学校で大雪と地震が重なった場合の避難考える学習会 津南町

生徒たちによる防災学習に力を入れている津南町の学校で、大雪と地震が重なった場合の避難について考える学習会が7日行われ、参加者は日用品や食料などを備蓄しておくことの重要さを改めて確認しました。

津南町の津南中等教育学校では生徒が中心となった防災学習を続けていて、7日は新潟大学や気象台の協力のもと大雪と地震が重なった場合の避難について考える学習会が開かれ、300人あまりの生徒や地域の人たちが参加しました。
学習会に先立って生徒たちが町民にアンケートを行ったところ、自宅や避難先での日用品や食料の備蓄に不安があるという回答が多く寄せられたということです。
このため学習会では、はじめに町役場が備蓄している簡易テントなどの組み立て体験が行われ、参加者が説明書を読みながら自力でテントや間仕切りを完成させていました。
続いて防災グッズなどを手がける企業の担当者が避難に役立つものを紹介したり、食料品などを少し多めに買い置きしたうえで順番に使って、新しいものを買い足していく「ローリングストック」について説明したりしていました。
またグループワークも行われ、生徒や地域の人たちが地震が起きた際に町内で何が不足しそうか意見を交わしていました。
学習会を企画した津南中等教育学校5年の樋口はなさんは、「能登半島地震があったので、私もほかの生徒も防災に対する意識は高くなっていると思う。今回の学習会が地域に合った防災について考える機会になればうれしい」と話していました。