ストレスに負けない考え方 小学生が学ぶ特別授業 新潟市

能登半島地震などで子どもたちの不安が増える中、小学生がストレスに負けない考え方をスクールカウンセラーから学ぶ特別授業が新潟市で行われました。

授業が行われたのは、新潟市南区の茨曽根小学校で4年生の17人が参加しました。
授業では、新潟市のスクールカウンセラーが講師を務め、能登半島地震のような災害があった時に不安になったり、ふだんの生活の中で嫌な思いをしたりするのは自然なことで、ストレスに負けない考え方を身につけることが大切だと説明しました。
このあと子どもたちは、うれしい時や嫌な気持ちの時の体調や感情を示すさまざまなことばが書かれたワークシートを使って「力が出てくる」とか「眠れない」などあてはまる状況を発表して、自分の心や体の状態を知る大切さを学んでいました。
このほかに授業では、スクールカウンセラーが不安や恐怖などのネガティブな感情は心のサインになるため、感じたときはほかの人に伝えるとともに、ストレスを和らげるため自分なりにリラックスできる方法を見つけておくことが重要だと伝えていました。
授業を受けた男子児童は「落ち込んだ時に引きずることがあるので、これからは楽しいことを想像して向き合いたいです」と話していました。
スクールカウンセラーの坂井淳子さんは「授業をきっかけに、気持ちが落ち込んでも、それを受け入れながら回復する力を身につけてほしいです」と話していました。