旧齋藤家別邸でひな人形企画展 新潟

きょう3月3日は桃の節句です。
新潟市にある国指定の名勝・「旧齋藤家別邸」では「ひな人形」を展示する催しが開かれています。

催しが開かれているのは、大正時代、新潟市の中心部に建てられた豪商の別荘「旧齋藤家別邸」で、国の名勝に指定されています。
桃の節句の時期にあわせてさまざまな年代の「ひな人形」を展示する催しが開かれていて、このうち、明治時代に活躍した「古町芸妓」の佐藤シンが所有していた七段飾りのひな人形は、趣のある表情の人形に加えてまき絵が施されたたんすやおわんなどの「お道具」にもこだわりを感じさせます。
このほか、江南区の地主「渡邊家」に伝わる江戸時代から明治時代にかけて制作された男女一対のひな人形なども展示され、訪れた人たちが興味深そうに眺めていました。
新潟市内から家族で訪れた3歳の女の子は「きれい」と話していて、30代の母親は「こういうところに来ないとここまできれいなものは見られない。娘にはすくすく育ってほしい」と話していました。
「旧齋藤家別邸」の久保有朋学芸員は「さまざまなおひな様があるので自分の好きなものを探したり、お子様と一緒に成長を願いながら楽しんでほしい」と話していました。
この企画展は今月24日まで開かれています。