済生会新潟県央基幹病院開院 機能は段階的に拡大 三条

三条市で整備が進められてきた「済生会新潟県央基幹病院」が1日、開院しました。
午前中から、統合された病院からの入院患者の受け入れが行われ、今後、県央基幹病院が中核となって地域の医療課題の解決につなげられるか注目されます。

済生会新潟県央基幹病院は県央地域の2つの病院が統合、そのほか3つの病院の専門的な手術などの機能を集約して発足し、救急科や産婦人科など31の診療科に、400床の病床を備えた地域の中核病院です。
開院日の1日、統合された病院からの入院患者の受け入れが行われ、午前中、患者を乗せた救急車などが次々に到着しました。
外来診療は今月4日に始まりますが、患者が集中して救急医療などへの対応が難しくなることを防ぐため、基幹病院では外来を初めて受診する人は、まずはかかりつけの医療機関を受診し、紹介状をもらうよう呼びかけています。
また、これまで救急患者の20%以上が圏域外の病院に搬送されていたことから、病院には24時間、患者を受け入れるER救急も設置され、地域の救急患者の95%に県央地域で対応することを目指しています。
病院は段階的に機能を拡大しことし10月から本格的に稼働する予定で、県央基幹病院が中核となり地域の病院と連携する新たな体制のもとで、地域の医療課題の解決につなげられるか注目されます。