「佐渡島の金山」世界文化遺産登録アピール 知事が再びパリへ

県議会は28日、一般質問の2日目が行われ、世界文化遺産への登録を目指す「佐渡島の金山」について、花角知事は再びフランスのパリを訪問し、各国に文化遺産としての価値を直接アピールすることを明らかにしました。

県議会の28日の一般質問では、能登半島地震への対応や経済対策、世界文化遺産への登録を目指す「佐渡島の金山」などについて議論が交わされました。
このうち「佐渡島の金山」について自民党の中川隆一議員が、登録の可否が判断される見通しとなっていることし7月の世界遺産委員会に向けた今後の取り組みなどについて尋ねました。
これに対し花角知事は「私自身が再びパリを訪問し、世界遺産委員国のユネスコ大使などに対して文化遺産としての価値や地元の熱意を佐渡市長とともに直接伝える」などと述べ、委員会が開かれる前にユネスコの本部があるフランスのパリを再び訪問する考えを明らかにしました。
そのうえで「世界遺産登録は県民の悲願であり、その実現に向けて国や佐渡市と緊密に連携しながら引き続き気を緩めることなく、全力で取り組んでいく」などと登録に向けた意気込みを語りました。
県によりますと、パリ訪問の具体的な日程はまだ調整中ということですが、花角知事は去年11月にもパリを訪問し、各国の大使に文化遺産としての価値などをアピールしています。