立民 梅谷守衆議院議員 選挙区内の町内会行事で日本酒を配る

立憲民主党の梅谷守衆議院議員が先月、上越市内の町内会で日本酒を配っていたことがわかりました。
公職選挙法では国会議員が選挙区内の人へ金品などを寄付することを禁止していて、梅谷議員の事務所は取材に対し「物品などはおのおのの会合の対価として提供したことがある。今後は疑義を生じさせかねない物品などの提供は差し控え、公選法の趣旨にのっとって適切に対応していく」とコメントしています。

立憲民主党の梅谷守衆議院議員(50)は、3年前の衆議院選挙で当時の新潟6区から立候補して初当選しています。
関係者によりますと梅谷議員は先月、選挙区内の上越市にある町内会の行事で日本酒を配っていたということです。
これに対して梅谷氏の上越市にある事務所はNHKの取材に対して書面で回答し「ご指摘の物品などはおのおのの会合の対価として提供したことがある」と認めたうえで「今後は疑義を生じさせかねない物品などの提供は差し控え、公選法の趣旨にのっとって適切に対応していく」とコメントしています。
公職選挙法では国会議員など公職にある人などが選挙区内の人に金品などを寄付する行為を禁止しています。
これについて立憲民主党新潟県連の幹事長を務める米山隆一衆議院議員はNHKの取材に対し、「事実関係を確認し、県連としての対応を検討する」とコメントしています。
梅谷議員から町内会の行事で日本酒を渡されたという上越市内の町内会関係者はNHKの取材に対して「梅谷議員から日本酒を渡されたが、法律違反の可能性があると思い、あくまで神様にお供えするものとして受け取り、開封はしていない。礼儀として断れない」と話していました。
立憲民主党の梅谷守・衆議院議員は国会内で記者団に対し「関係者や選挙区の方々に、懸念を抱かせてしまい、深くおわび申し上げる。会合への出席の対価と認識していたが、私の認識不足であり、軽率だったと深く反省している。今後、2度とこのようなことがないよう誓う」と述べました。
一方、記者団が、議員の職を続けるつもりがあるかどうかや、過去に同様の事案がなかったか質問しましたが、梅谷氏は答えず「今後、2度とこのようなことがないよう自分自身で強く誓っている」と述べるにとどめました。
新潟県選挙管理委員会はNHKの取材に対し、「一般に、地区の町内会行事などへの差し入れは公職選挙法に抵触するおそれがある。今回の件についてはすでに行われた行為であり、その違法性については司法当局が判断するものだ」と話しています。
立憲民主党の岡田幹事長は記者会見で「本人も反省の弁を述べているように、軽率な行為であることは間違いない。よく事実関係を把握して、適切に対応していきたい」と述べました。
そのうえで「報道の内容が事実かどうか、まだ十分に確認できていないが、はっきりと写真や動画などもあり、かなり確度が高い話だろうと思っている」と述べました。