「節分」 “日本一早い“豆まき 新潟 佐渡

節分の3日、佐渡市の寺で「日本一早い」といわれる豆まきが午前0時すぎから行われ、地元の人たちがことし1年の無病息災などを祈りました。

佐渡市にある多聞寺の毘沙門堂では2日夜、節分の前日から行われる毘沙門宵祭りが始まりました。
祭りでは長さおよそ10メートルの大きな数珠を百回まわす「百万遍」が行われ、地元の人たちおよそ40人が1時間かけて数珠をまわしたあと住職が護摩をたき「疫病退散」などと祈りました。
そして、3日の午前0時になると太鼓が打ち鳴らされて「日本一早い」といわれる節分の豆まきが始まり、ことし1年の無病息災などを祈って地元の人たちが勢いよく豆をまきました。
毘沙門堂には鬼がいないことから、かけ声は「福は内」だけで、訪れた人たちはまかれた落花生やお菓子を手にして節分の行事を楽しんでいました。
豆まきに参加した60代の女性は「袋を開けているだけでお菓子をたくさん入れてくれました。こんなに福をいただいたので1年間いい年になりそうです」と話していました。
また、小学4年生の女の子は「いま、お母さんのおなかに赤ちゃんがいるので、無事に生まれるようにお祈りしました」と話していました。