阿賀野の神社で伝統行事「安田裸参り」

ことし1年の「家内安全」や「商売繁盛」を願って、上半身裸で神社に参拝する阿賀野市の伝統行事、「安田裸参り」が14日、厳しい寒さのなか行われました。

この伝統行事は、阿賀野市安田地区にある住吉神社から安田八幡宮までの間を、たいまつを手に駆け抜けて参拝するものです。
夜になって冷え込みが強まるなか集まった男女およそ40人は、上半身裸や柔道着姿でたいまつを手に「わっしょい、わっしょい」と威勢のいい声を上げながら住吉神社を出発しました。
参加者たちは沿道から声援とともに水をかけられながら走り抜け、安田八幡宮の鳥居前に到着すると、身を清めるために用意されたプールに勢いよく飛び込み、集まった観衆から大きな歓声が上がっていました。
身を清めた参加者たちは、安田八幡宮に参拝し、ことし1年の「家内安全」や「商売繁盛」などを祈願していました。
見物に訪れた女性は「初めて見ましたが、寒いなか水に飛び込む姿に、自分もこれから頑張っていこうという気持ちになりました」と話していました。
裸参りに参加した男性は「楽しかったですが、寒かったです」と話していました。