新潟大学が改修へ基金募り支援呼びかけ ことし創立75周年

新潟大学はことし創立から75周年を迎えます。
これを記念する動画の制作やイベントなどが予定されている一方、大学の運営費は年々減少傾向にあることから、大学は施設の改修などの費用に充てる基金を募って支援を呼びかけています。

新潟大学は昭和24年に当時の新潟医科大学や新潟高校などが統合して設置され、ことしで創立75周年を迎えます。
これを記念して学生や卒業生による動画の制作が進められているほか新潟市中央区で学生が行うイベントも予定されています。
一方、大学によりますと運営に充てる国からの予算は平成17年度に192億円あまりありましたが、その後、減少が続き、昨年度は153億円あまりまで落ち込みました。
学生が部活動やサークルで利用する施設は改修などの費用が捻出できず、老朽化が進んでいるということで大学は基金を募って支援を呼びかけています。
大学によりますと目標金額は来年度中に5億円、令和9年度までに10億円だということです。
新潟大学の牛木辰男学長は「勉強だけでなく、部活動もサークル活動もあって豊かなキャンパスになる。大学が日本の将来を作るくらいのものを発信できるようにするのが使命ではないかと思う」と話していました。