地震 新潟県内のけが42人 住宅被害およそ700棟

今月1日の地震で県内でけがをした人は42人となり、被害が確認された住宅はおよそ700棟となりました。

県によりますと、県内ではこれまでに重傷者5人を含む42人のけが人が確認されたということです。
重傷者は4日から新たに2人増えました。
新潟市では、介護施設で65歳の職員の足に機械が落下し、足の指の骨を折る大けがをしたほか、長岡市では、80代の男性が自宅で転倒し、左の太ももや肩の痛みを訴え、入院しているということです。
また、上越市の軽傷者については市が1人を取り下げ、4人になったということです。
住宅の被害は上越市を中心に4日より170棟あまり増えて696棟で内訳は全壊が1棟、半壊が10棟、一部破損が685棟となっています。
また土砂崩れによる上越市茶屋ヶ原の国道8号の通行止めは土砂の撤去作業が続いていて、解除の見通しは立っていません。
学校にも被害が出ています。
県によりますと、県内の公立学校785校のうち、5日までに214校で被害が確認されています。
このうち、新潟市西区の新潟工業高校と坂井輪中学校では、敷地内の液状化や校舎の損壊などで今月9日に予定していた始業日を延期することにしています。
また、私立でも学校や幼稚園のあわせて15の施設で被害が確認されています。