糸魚川市 住宅の土台が崩れたり家が傾いたりする被害

1日の地震で震度5強を観測した新潟県糸魚川市では、住宅の土台が崩れたり家が傾いたりする被害が出ています。

糸魚川市の中心部に近い京ヶ峰地区では、地震の影響でコンクリートなどで作られた住宅の土台が崩れたりブロック塀が倒れたりする被害が相次ぎました。
家の土台が崩れたという男性は「地震が起きたときは家の中にいて気付きませんでしたが、外に出て初めて気付き驚きました。一日も早く直したいが、どのように復旧させれば良いか分かりません」と話していました。
住んでいる人たちによりますと、土台が崩れた影響で家が傾く被害も出ています。
1人暮らししている80代の女性の住宅では、地震のあと、引き戸が勝手に閉まるようになったほか、扉が閉まらないところも出てきました。
また玄関のポーチの部分に数センチの隙間ができていました。
女性は「だんだんと傾きが大きくなっているように感じていて本当に怖いです。ずっとこの家で暮らしてきましたが、家族からも出たほうが良いと勧められたのでどこかに避難するつもりです」と話していました。
糸魚川市は、京ヶ峰地区で被害が大きい世帯に自主的な避難を呼びかけていて、宿泊施設などを避難場所にすることも検討しています。