旧石油採掘地で原油含む泥水が噴出 新潟市秋葉区

かつて石油が採掘されていた新潟市秋葉区では原油が混ざった泥水が住宅の敷地などから噴き出し、区が周辺に油が流れ出ないよう吸着シートを設置する対応をとっています。

新潟市秋葉区によりますと、1日、震度5弱の揺れを観測した区内の滝谷町にある住宅の敷地内から2日午前中になって原油が混ざった泥水が噴き出したということです。
その後、住宅の隣にある空き地からも原油が混ざった泥水が湧き出し、周辺では油のにおいがたちこめています。
区や周辺の住民によりますと、この地域ではかつて石油の採掘が行われていて、今回の住宅の敷地では11年前にも原油を含んだ水が湧き出したということです。
区は地震との関連はわからないとしていますが、油が周辺に流れ出ないよう吸着シートを設置して油を吸い取る対応をとっています。
近くに住む69歳の男性は「40年近く住んでいて、これまでも油が出たことはあったが、こんなに激しく出たことはなかったので、驚いています」と話していました。