正月の食卓に欠かせない サケの即売会 村上

新潟県村上市で正月の食卓に欠かせないサケの即売会が行われ、訪れた人たちが地元で水揚げされたサケを次々に買い求めていました。

村上市ではサケ漁が盛んで、サケに塩をすりこみ冷たい風にさらして熟成させる「塩引き鮭」は村上の正月の食卓に欠かせない冬の味覚です。
毎年この時期になると、地元の漁協がサケを販売する祭りを開いていて、16日漁協の建物で、沖合の定置網でとれたサケの即売会が開かれました。
ことしはサケが例年にない不漁でしたが、会場には組合員たちが作った「塩引き鮭」など200本あまりが用意され、この日を心待ちにした人たちが品定めをしながら次々に買い求めていました。
女性客の1人は、「塩引き鮭は正月に食べます。新潟といえばサケですね」と話していました。
また男性客は、「毎年来てサケを家族や親戚に配っています。たくさん買えて最高です」と話していました。
販売会を開いた新潟漁協山北支所の渡辺英也支所長は、「ことしは記録的な不漁で例年の3分の1しか用意できませんでしたが、大勢の人が来てくれました。来年こそは本数を多くそろえるよう努力したいと思います」と話していました。