大雨被害で一部不通のJR米坂線 自治体側が改めて復旧要望

去年8月の大雨による被害を受け、一部区間が不通になっているJR米坂線を巡り関係者が情報共有する会議が関川村で開かれ、自治体側が改めて復旧を要望しました。

JR東日本新潟支社によりますと、米坂線を巡る情報共有の会議は先月30日、JR東日本や、新潟県、山形県など関係自治体が参加して、関川村で非公開で開かれました。
JR米坂線は、去年8月の大雨で橋が崩落する被害などを受け、村上市の坂町駅と山形県長井市の今泉駅の間で今も不通となっていて、バスによる代行運転が行われています。
会議では、JR東日本側からことし4月から9月までの代行バスの利用者数は1日あたり平均113人で、バスのダイヤを改正して課題となっていた混雑を緩和したことや、米坂線の利用者数が減少し赤字が続いていることを説明したということです。
一方、自治体側は、米坂線の一部区間の復旧を改めて要望したということです。
米坂線の一部区間の復旧について、JR東日本は工事費用や復旧後も赤字が見込まれることなどから「現状の課題を検討したい」として未定としています。
関係者による情報共有の会議は、今後も必要に応じて開かれるということです。