JR新潟駅前の飲食店など 消防・警察が立ち入り検査

繁華街への人出が増える年末年始を前に12日、消防や警察がJR新潟駅前の飲食店などで合同の立ち入り検査を行い、避難経路の確認や飲酒によるトラブルの防止を呼びかけました。

この検査は、火災が起きた場合の避難経路の確保や飲酒によるトラブルの防止を呼びかけるため、新潟市消防局と新潟警察署が合同で行いました。
合わせておよそ40人がJR新潟駅前の繁華街に向かい、このうちホテルで避難経路を確認した消防職員は「消火器など消防設備の前に物が置かれていると万が一のときに使えないので、引き続き整理された管理をお願いします」と呼びかけていました。
消防によりますと飲食店が入っている建物で火災が起きると、通路や階段に置かれた段ボールなどに燃え移ると逃げ遅れや被害の拡大につながるおそれがあるということです。
また警察官はホテル内の飲食店で、飲酒運転や未成年の飲酒の防止に協力を呼びかけていました。
新潟市消防局の浅田晃予防課長は「自分のところは大丈夫と思っていても火災はいろいろな原因で発生する。万が一、起きた場合に利用客が安全に避難できるよう避難経路は整理整頓し、火の取り扱いには注意してほしい」と話していました。