大学生の就職内定率69%余 5年ぶりに過去最高更新

来年、卒業予定の県内の大学生などの就職内定率は、ことし10月末時点で69%余りで、5年ぶりに過去最高を更新しました。
その理由について新潟労働局は、新型コロナウイルスによる影響が緩和されたことや、人手不足を背景に売り手市場が続いていることをあげています。

新潟労働局によりますと、来年3月に卒業予定の大学生の就職内定率は、ことし10月末時点でおよそ69.3%で、統計が残っている1971年以降最も高くなり、5年ぶりに過去最高を更新しました。
内定者6779人のうち県内で就職が内定した人は3600人で、前の年の同じ時期より135人、率にしておよそ3.9%増えました。
内定率が5年ぶりに過去最高になった理由について新潟労働局は、新型コロナウイルスが5類に移行し経済活動への影響が緩和されたことや、人手不足を背景に売り手市場が続いていることをあげています。
また、来年3月に卒業予定の高校生の就職内定率は、ことし10月時点で87%となり、10年連続で80%台となっています。
新潟労働局によりますと、就職が内定していない人が高校生で290人余り、大学生などで3000人余りいるということで、引き続き学校と連携して就職支援に力を入れることにしています。