降雪シーズン迎え山岳遭難に注意呼びかけ 新潟県警

雪が降るシーズンを迎え、県内外から多くの登山者やスキー客などが山を訪れるため、遭難が多発するおそれがあるとして、警察が注意を呼びかけています。

新潟県警察本部によりますと、去年の12月からことし3月末までの4か月間に県内の山で遭難した人は34人となっていて、このうち2人が死亡しています。
また、遭難した人のうち、スキーやスノーボードでの「コース外滑走」を含む「バックカントリー」が25人となっていて、すべての遭難者のおよそ7割を占めています。
原因別にみると、道に迷った人が20人、転落をした人が10人となっているほか、居住地別では、県内が8人、県外が20人、外国人観光客が6人でした。
ことしも雪が降るシーズンを迎え、県内外から多くの登山者やスキー客などが山を訪れるため、遭難が多発するおそれがあるとして、警察は注意を呼びかけています。
具体的には天候や地形の情報収集を行い登山計画を提出すること、緊急時に備えて飲食料や携帯電話、モバイルバッテリーを携帯すること、できるだけ複数で行動することなどです。
警察は「確実な事前準備のもと、なるべく複数人で行動し、スキー場のルールを順守してほしい」と注意を呼びかけています。