新潟県産の主食用コメ 「1等米」の比率が15.7%

ことしの新潟県産の主食用のコメについて、見た目の評価が最も高い「1等米」の比率が10月末時点で15.7%となったことが農林水産省のまとめでわかりました。

コメの等級は色や形などの見た目をもとに4つの区分に分けられ、最も評価が高いものが「1等米」とされています。
農林水産省が発表したことしのコメの検査結果によりますと、10月末時点で、主食用のコメの「1等米」の比率が15.7%となっていて、過去最低の水準となる見込みです。
検査量は、38万3000トンあまりで、8割ほど終了しているということです。
品種別に見ると、主力の「コシヒカリ」が4.9%となっていて、過去最低となった2010年の20.3%を大きく下回る見込みです。
また、わせ品種の「こしいぶき」が15.4%、「ゆきん子舞」が59%などとなっていて、いずれも例年より大きく落ち込んでいます。
こうした背景について、県などは稲の穂が出て成長する時期に記録的な高温が続いたことや雨が長期間降らなかったこと、台風によるフェーン現象の影響を受けたことがあげられるということです。
一方、県が開発した、暑さに強いとされる「新之助」は95.3%と、平年並みとなっています。