プロ野球2軍公式戦にオイシックス新潟の参加が正式決定

プロ野球のオーナー会議が都内で行われ、2軍の公式戦に来シーズンから新たに参加する球団について、独立リーグ、BCリーグの「オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」と静岡市を本拠地とする「ハヤテ223」の2つの球団の参加が決定しました。

プロ野球では2軍の公式戦がイースタン・リーグ7球団とウエスタン・リーグ5球団に分かれて行われていますが、野球のすそ野を広げることを目的にことし9月に行われたオーナー会議でイースタン・リーグに独立リーグ、BCリーグの「オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」が、ウエスタン・リーグに静岡市を本拠地とする「ハヤテ223」が来シーズンから参加することが内定していました。
そして、22日のオーナー会議でこの2球団の準備の進捗状況が報告され、球場の確保や改修の状況監督やコーチ、それに現在加入することが内定している選手などのチーム編成の見通しを確認した上で、来シーズンから2軍の試合に参加することが正式に決定しました。
会議の後に行われた会見でオーナー会議の議長を務める西武の後藤高志オーナーは「野球のすそ野拡大と地域発展に貢献するために両球団は着実に準備をしてくれた。手応えを感じているし、来年は順調にスタートできるのではないか」と話しました。
国内のプロ野球は65年にわたって12球団で行われてきましたが、2軍ではあるものの来シーズンからは14球団に拡大してリーグ戦が行われることになりました。

これについて新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの池田拓史社長は取材に対し「大変光栄でありがたいが、うれしい気持ちよりも承認をもらったからには迷惑をかけないよう責任を持ち、安心して球団経営が成り立つよう大きな責任を感じる」と述べました。
池田社長によりますと球団は来シーズンに向け40人あまりの選手の獲得を目指していますが、現時点で35人ほどの選手と契約するメドがついていて、プロ野球経験者とも交渉を進めているということです。
池田社長は「1つでも多く勝ち試合をお見せできるようなチーム編成や環境面の整備を進め、いいチームを作れるよう努力したい。新潟県の子どもたちに野球の面白さや楽しさを伝えていけたらいいと思う」と話していました。

これについて花角知事は「関係者の皆様のご努力により、NPBファーム・リーグへの参加を実現されたことに敬意を表するとともに、心からお祝い申し上げます。県としましては、オイシックス新潟アルビレックスBCと連携し、さらなるスポーツ振興や地域活性化などに取り組んでまいります」とするコメントを出しました。