ミライエ長岡東館 開館1年ずれ込む 工事会社決まらず 長岡

長岡市中心部で整備が進められている「米百俵プレイス ミライエ長岡」の東館のオープンがおよそ1年ずれこみ、2026年度半ばになる見通しとなりました。
市によりますと人手不足などを背景に、工事を担当する会社が決まらない状態が続いているということです。

長岡市中心部で整備が進められている複合施設「米百俵プレイス□ミライエ長岡」は、ことし7月、図書館などが入る西館がオープンしました。
一方、市の商工部や商工会議所などが入る東館は、当初2025年度のオープンを目指していましたが、工事を担当する建設会社を決めるための入札はこれまで3回連続で落札にはいたりませんでした。
市によりますと応札した会社が提示した金額が市の予定価格を10%以上、上回るなどしたためで、背景には人手不足や建築資材の高騰などがあるということです。
これを受けて市は、東館のオープンがおよそ1年ずれこみ、2026年度半ばになる見通しになったことを市議会に報告しました。
市によりますと今年度の整備費用は27億円増えて92億8000万円となる見通しで、市は増額分の費用を盛り込んだ補正予算案を今月30日に開会する定例の市議会に提出し、速やかな成立を目指すことにしています。