岩船港で水揚げの海産物 村上市の中学校で試食会

地元でとれる海産物を子どもたちに身近に感じてもらおうと、岩船港で水揚げされたカニやアンコウを試食する会が7日、村上市の中学校で開かれました。

この試食会は、村上市沖などの日本海でとれる海産物を子どもたちに身近に感じてもらおうと、地元の漁協や市などで作る協議会が企画し、岩船中学校の給食の時間に開きました。
試食会では、およそ40人の全校生徒ひとりひとりに岩船港で水揚げされたズワイガニ1杯とアンコウ汁が出され、生徒たちは市の職員などからハサミの使い方を教わりながら真剣な表情でカニを食べていました。
生徒たちは「カニが甘くてすごくおいしい」とか、「アンコウは濃厚であっさりしていた」などと感想を話していました。
生徒の1人は「自分の誕生日ぐらいきょうの給食を楽しみにしていました。給食にカニが出ることはめったにないので特別感がありました」とうれしそうに話していました。
県内のズワイガニ漁は先月から順次解禁され、村上市内の漁港で多くのカニの水揚げが期待されています。
新潟漁業協同組合岩船港支所の伴田航支所長は「皆さんおいしいと言ってくれてうれしかったです。これからも子どもたちに地元の食材を食べてもらい魚を好きになってほしいです」と話していました。