新潟県内 新型コロナは減少もインフルエンザ感染者増で注意報

県内の新型コロナウイルスの1医療機関あたりの感染者数は、先月29日までの1週間で2.69人と、前の週のおよそ0.7倍に減少しました。
一方、インフルエンザの感染者数は前の週のおよそ1.5倍の12.12人になり、県は注意報を出しました。

県によりますと、先月29日までの1週間で県内で新型コロナに感染した人は定点把握の対象となっている県内の医療機関からの報告であわせて231人でした。
1医療機関あたりでは2.69人と前の週の0.73倍に減少しました。
2日時点で入院している人は111人で、このうち、重症と中等症の患者はいません。
一方、インフルエンザの感染者数は1医療機関あたりで前の週の1.58倍の12.12人となりました。
これは国が示す注意報の基準となる1医療機関あたり10人を超えていて、県は注意報を出しました。
インフルエンザと新型コロナウイルスの基本的な感染対策は同じとして、県は体調がすぐれない場合などのマスクの着用や手洗いの徹底などを呼びかけています。
このほか、幼い子どもを中心に感染し、手足や口に発疹ができる「手足口病」の感染者数は1医療機関あたりで2.45人と前の週からわずかに減りましたが、引き続き、警報が出されています。
県は、子どもの食事前や遊んだあとに手洗いをさせるとともに、子どものおむつを処理したあと、排せつ物が周囲につかないようにするなど注意を呼びかけています。