燕市にフードバンクが複合型支援施設 商店街の空き物件活用

生活に困っている家庭などに食品を配る支援などを行っているフードバンクが、燕市に複合型の支援施設を設置することになり、20日、内覧会が開かれました。

燕市に新たに設置されるのは、生活に困っている家庭などに食品を配る支援などを行っている「フードバンクつばめ」が運営する複合型の支援施設です。
20日、報道陣などに向けた内覧会が開かれました。
この施設は、商店街の空き物件をリノベーションして作られていて、24時間利用が可能な無人公共冷蔵庫、「コミュニティフリッジ」が県内で初めて設置されるほか、子ども食堂、それに子どもが自由に遊ぶことができる遊び場などが入っています。
このうち、「コミュニティフリッジ」は、18歳未満の子どもがいて、生活保護や児童扶養手当を受給している家庭などが事前に登録をすることで24時間365日利用でき、時間や人目を気にせず利用できるのが特徴です。
施設は、一部を除いて、来月1日にオープンする予定だということです。
「フードバンクつばめ」の青柳修次理事長は「商店街という、地域の人に温かく見守ってもらえる場所を選びました。高齢の方も来られて、子どもたちにとっても必要となる場所にしていきたい」と話していました。