佐渡市の新庁舎公開 地震・浸水に備えた防災拠点に

地震や浸水に備えた設計をした佐渡市の防災拠点となる新庁舎が完成し、来月上旬の運用開始を前に報道関係者に公開されました。

佐渡市の防災拠点となる新しい庁舎は、市役所が老朽化するなか、防災拠点として去年1月から市役所の隣の敷地で建設が進められ、このほど完成しました。
防災拠点庁舎は鉄筋コンクリートの3階建ての建物で、市役所と渡り廊下で結ばれていて、1階と2階は市役所の担当課の執務室、3階は議場となっています。
このほか1階には、市民が利用できる多目的スペースやキッズスペースも設けられています。
新庁舎は、災害時でも対応できる拠点として最大で震度7の揺れの地震にも耐えられよう設計されているほか、浸水しないよう1階部分はかさ上げされています。
さらに災害時にも、300人ほどの職員が3日間働けるように非常用の発電機なども備えられているということです。
この庁舎の運用は、来月6日から始まる予定です。
佐渡市企画部の猪股雄司専門員は「防災に特化した庁舎として整備しており、災害が起きた場合も業務が続けられる建物になっています」と話していました。