佐渡市 ミニおけさ柿「ベビーパーシモン」の収穫始まる

ひとくちサイズの珍しい柿でミニおけさ柿とも呼ばれている「ベビーパーシモン」の収穫が佐渡市で始まっています。

ベビーパーシモンは直径3センチほどで、おけさ柿の6分の1ほどの大きさしかありません。
糖度が高く、種がないため皮をむかずにそのままひとくちで食べられるのが特徴です。
40年ほど前、佐渡市でおけさ柿として知られる平核無柿の突然変異として発見され、現在、市内では3軒の農家がベビーパーシモンを栽培しています。
このうち近藤恭章さんの広さ40アールの柿畑では1日の寒暖差が小さかったため柿の皮の色づきが遅く、例年よりも10日ほど遅い9月下旬から収穫が始まりました。
ことしは夏の猛暑の影響で柿の皮が日焼けしたり枯れたりした木もあったということですが、例年と変わらない甘さに仕上がっているということです。
近藤さんは「味はもともとの柿を凝縮した感じのため糖度が高いのが特徴です。とても食べやすく手軽さが売りですので出回っているのを見つけたら1度食べていただきたいです」と話していました。
近藤さんが生産するベビーパーシモンの出荷は11月上旬まで続き1トンほどの出荷量を見込んでいるということで、7割が県外に出荷されるほか市内のスーパーや直売所でも販売されるということです。