国の天然記念物「オオヒシクイ」福島潟に今シーズン初の飛来

国の天然記念物の渡り鳥「オオヒシクイ」4羽が3日、新潟市北区の福島潟に飛来しているのが今シーズン初めて確認されました。

オオヒシクイはガンの仲間の大型の渡り鳥で、夏場はロシアのカムチャツカ半島を繁殖地として過ごし、福島潟には毎年、9月下旬から10月上旬に飛来します。
オオヒシクイを観察している水の駅「ビュー福島潟」によりますと、3日午前7時17分にオオヒシクイ4羽が福島潟に降り立ったところをレンジャーが確認しました。
オオヒシクイの飛来が福島潟で確認されるのは今シーズン初めてだということです。
ビュー福島潟は「ことしは暑かったので飛来がどうなるかと思っていたが、例年どおりに飛来してほっとしています。驚かさないよう静かに見守ってほしい」と話しています。
福島潟はオオヒシクイが例年、2月中旬ごろまで滞在する国内有数の越冬地で、去年1月14日には9400羽の飛来が確認されたということです。
ビュー福島潟では、日の出の時間に飛び立つ様子が見られるよう、来月19日の早朝に観察会を開催することにしています。