11月分の電気料金 前月より約90円値下がり 東北電力

東北電力はことし11月分の電気料金を発表し、燃料価格が低下したことから多くの家庭が利用する主要プランで前の月よりおよそ90円値下がりします。

東北電力によりますと、ことし11月に請求される家庭向け電気料金は、およそ8割が契約する「規制料金」というプランの平均的な家庭で、前の月より91円値下がりして7550円となります。
政府による電気料金の補助は、1キロワットアワーあたり3.5円と前の月と同じ額でしたが石炭やLNG=液化天然ガスといった火力発電に使う燃料価格が下がったため、わずかに値下がりするということです。
東北電力は、ことし10月分の電気料金について9月分より700円以上値上がりすると発表していて値下がりするのは2か月ぶりです。
一方でこの電気料金の水準は、ロシアによるウクライナ侵攻で燃料価格が高騰する前の去年2月を下回る水準が続いているということです。
東北電力は、「ここ数か月間は燃料価格が下落し、電力料金も下がる傾向にあるが為替相場が不透明で燃料価格が分かりづらい。電力料金の今後を見通すことは難しい」としています。