新潟市のラーメン外食費1位目指し 新辛口ラーメン開発販売へ

新潟市のラーメンにかける外食費用が再び全国1位になるように客を呼び込もうと、新潟市などのラーメン店が力をあわせて、新たな名物を目指し辛口のラーメンを開発して販売することになりました。

新潟市は総務省がまとめた家計調査で、おととしラーメンにかけた外食費用が初めて全国1位となりましたが、その翌年、山形市を下回り、全国2位となりました。
こうしたなか新潟市を中心に、県内の一部のラーメン店は、ラーメンにかける外食費用が再び全国1位となるように客を呼び込もうと、新たな名物を目指し辛口のラーメンを開発して販売することになりました。
12日は発起人で、三条市の神社の神職を務め、地域を活性化させる活動に取り組んでいる三上正行さんと、参加する10店舗が新潟市で会見を開きました。
この中で三上さんは、新潟市のラーメン業界を盛り上げたいと考え、消費者にアンケートを行った結果、辛口のラーメンの需要があることに気づきラーメン店に呼びかけたところ協力を得られたと、開発にいたるいきさつを述べました。
そのうえで開発するラーメンを「鬼ラーメン」と名付け、参加した店舗どうしが協力して、新潟市秋葉区で製造されているとうがらしの調味料などを使い店舗ごとに開発し、共通の名前で販売すると説明しました。
三上さんは「これを機会にラーメン店どうしのネットワークを作り情報共有などしてもらい、業界だけでなく地域を盛り上げてほしい」と話していました。
参加するラーメン店の店主たちは「熱くて辛いラーメンをつくりたい」などと意気込みを語っていました。
それぞれの店舗では、このラーメンを今月23日からことし11月中旬まで販売する予定だということです。