新潟市 コメ原料の指定ごみ袋導入へ 小学生がコメの収穫

コメを原料とするバイオマスプラスチックを使ったゴミ袋の導入に向け8日、新潟市で地元の小学生たちが原料となるコメの収穫を行いました。

新潟市は2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする目標を達成するため、市の指定ゴミ袋をコメを原料とするバイオマスプラスチックで製造する計画です。
8日は西蒲区の水田で原料のコメの稲刈りが行われ、潟東小学校の5年生38人と中原市長らが参加しました。
最初に代表の児童3人が鎌を使って稲を刈り取ったあと、児童が交代で農家が運転するコンバインに乗り込んで刈り取り作業を進めました。
参加した児童たちは、「コンバインが楽しかった」とか、「自分で刈ったお米がごみ袋になるのが嬉しいです」などと話していました。
地元で取れたコメを使い言わば地産地消の形で作る指定ごみ袋を導入するのは全国の自治体で初めてで今年度中に20リットルサイズが500万枚製造され、来年4月ごろ店頭に並ぶ予定だということです。
中原市長は「児童たちに協力してもらいいいスタートが切れた。児童には環境問題に関心を持ってほしいし、このごみ袋を使えば二酸化炭素を削減できるので市民の皆さんに協力いただきたい」と話していました。