原発再稼働めぐる“3つの検証” 知事「できるだけ早く公表」

新潟県が、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働をめぐる議論の前提として行っているいわゆる「3つの検証」について花角知事は「できるだけ早くまとめて公表したい」と述べ、近い時期に公表したいという考えを示しました。

柏崎刈羽原発ではおととし、テロ対策をめぐる重大な不備が相次いで明らかになり、原子力規制委員会が事実上運転を禁止する命令を出すとともに、東京電力の改善状況を調べています。
新潟県は、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働をめぐる議論の前提としていわゆる「3つの検証」を行っていて、花角知事はことし5月、事実上休止していた有識者委員会に代わって、県が取りまとめを行うことを表明しました。
この取りまとめの時期について、花角知事は6日の記者会見で、「できるだけ早くまとめて公表したい」と述べ、近い時期に公表したいという考えを示しました。
一方で規制委員会が東京電力に原発を運転する「適格性」があるかどうか、今月11日から柏崎刈羽原発などを訪れ、現地検査を行うなどして確認するとしていることについて「法律上の要件である、原子炉の運転を的確に遂行する技術的能力の有無について確認してもらいたいと願っている」などと述べました。