6月の県内有効求人倍率1.58倍 2か月ぶり前月上回る

ことし6月の県内の有効求人倍率は1.58倍と、前の月より0.01ポイント高くなりました。
新潟労働局は、宿泊・飲食サービス業など幅広い分野で人手不足が続いていることが影響したのではないかとみています。

新潟労働局によりますと、仕事を求めている人1人に対し、企業から何人の求人があるかを示す県内のことし6月の有効求人倍率は、実際に仕事に就く場所でまとめた「就業地別」で1.58倍と、5月より0.01ポイント高くなり、2か月ぶりに前の月を上回りました。
背景として新潟労働局は宿泊・飲食サービス業など県内の幅広い分野で、人手不足が続いていることが影響したのではないかとみています。
産業別の新規の求人は、県外の求人も含む「受理地別」で「宿泊業・飲食サービス業」で1720人余り、「サービス業」が2190人余りとそれぞれ前の年の同じ時期を6.8%、5.4%上回っていて、新型コロナの影響で離職した人を取り戻したい考えがあるとみられています。
新潟労働局は「県内の雇用情勢は、改善の動きが見られるものの、求人の動きの一部にやや足踏み感がある。物価の高騰などが雇用に与える影響にも十分注意する必要がある」としています。