渇水の影響 魚沼産コシヒカリやもち米など枯れる被害

新潟県内では先月下旬から雨がほとんど降っていない影響で米どころとして知られる南魚沼市などでも水不足が続き、ブランド米である魚沼産コシヒカリやもち米の稲が枯れる被害が出ています。

新潟県内では先月下旬から雨がほとんど降っていない影響で、全国有数の米どころとして知られる南魚沼市や魚沼市でも広く水不足となっています。
このうち南魚沼市にあるコメ農家の関隆さんの田んぼでは水不足の影響で全国有数のブランド米、魚沼産コシヒカリの稲が枯れ始めています。
関さんは近くの川からポンプで田んぼに水を引いていますが、水量が減ったため全体に水が行き渡らず、ポンプから離れた場所では土がひび割れて白くなっていました。
先週NHKが関さんの田んぼを取材した際、もち米を育てている田んぼで稲の変色が始まっていましたが、18日は土が完全に乾き、稲は枯れて茶色く変色していました。
関さんは「主力の田んぼでも水が不足しつつある状態で干ばつが本丸に攻め込んできた感じです。人の力ではどうにもならないのでとにかく雨を待っています」と話していました。