先月下旬以降雨ほぼ降らず 県内2つの農業用ダムで貯水率0%

県内では先月下旬からまとまった雨が降っておらず、農業用水を供給している3つのダムでは貯水率が0%になっていて、影響が懸念されています。

県内では先月下旬からまとまった雨が降っておらず、各地で稲や果物などの生育に影響が出ています。
こうしたなか国や県によりますと県内にあるダムでは貯水率が大幅に下がっていて18日までに五泉市にある早出川ダムと十日町市の長福寺ダムそれに津南町の大谷内ダムで貯水率が0%になっています。
県が管理するダムの貯水率が0%になるのは、平成30年8月の鯖石川ダム以来、5年ぶりです。
今回、貯水率が0%になったのはいずれも県内に農業用水を供給しているダムで、影響が懸念されています。
このほかにも津南町の大谷内ダムで貯水率が2.4%になるなど、貯水率が10%以下のダムは合わせて7基に上ります。
県農地計画課の担当者は「水が必要な時期なのでできるかぎり放出したいと考えています。ただ水が少ない状況であり、大切に使ってほしいと思います」と話していました。