全国学力テスト 新潟県 中学校の英語と数学が全国平均下回る

全国の小学6年生と中学3年生およそ190万人が参加したことしの「全国学力テスト」の結果が公表され、新潟県は小学校はおおむね全国平均と同じ水準だったものの、中学校の「英語」と「数学」の平均正答率が全国平均を下回りました。

「全国学力テスト」は、学力や学習の状況を把握して授業の改善につなげることなどを目的に文部科学省が16年前から実施していて、県内でもことし4月におよそ3万4000人がテストを受けました。
テストは小学6年生は「国語」と「算数」、中学3年生は「国語」と「数学」に加えて「英語」も行われました。
文部科学省によりますと、新潟県の平均正答率は小学校の「国語」が67%、「算数」が62%、中学校の「国語」が70%で、全国平均とほぼ同じ水準でした。
一方、中学校の「英語」は41%と全国平均を4ポイント程度下回り、「数学」は49%と、全国平均を2ポイント程度下回りました。
県教育委員会は「各教科の結果について丁寧に分析し、課題を明らかにしたうえで各市町村の教育委員会とも連携しながら、授業の改善に生かしていきたい」と話していました。