米どころ南魚沼で田んぼの水が不足 稲が変色する被害

新潟県内では先月下旬以降、雨量が少なくなっていて、米どころとして知られる南魚沼市の水田の一部では取水している川の水位が下がり田んぼの水が不足した影響で稲が変色する被害が出ています。

新潟県内では先月下旬から晴れの日が多く雨量が少なくなっていて、米どころとして知られる南魚沼市では市内を流れる魚野川などで水位が下がり、支流の一部では通常の1割ほどの高さまで水位が下がっている川もあります。
この影響で、南魚沼市などでコメを栽培している農家の関隆さん(71)の水田では、およそ15ヘクタールで水が不足していて一部の稲の葉や茎が変色する被害が出ています。
南魚沼市では、ほかの農家でも農業用水の不足が懸念されていて地元の土地改良区によりますと地区ごとに順番を決めて水田に水をひいている地域もあるということです。
関さんは、「あと1週間ほど雨が降らない状況が続けば、被害はさらに大きくなるとみられ不安です。稲が枯れるだけでなく、コメの品質に影響して価格が落ちないか心配しています」と話していました。