クマ出没に備え警察や猟友会などが対応方法を確認 新発田市

人里でのクマの出没に備え、警察や猟友会など関係機関が現場近くなどで連携して対応方法を確認する訓練が新発田市で行われました。

新発田市ではことしから、人里でクマなどが出没した場合に備え、警察や市、それに猟友会などが現場近くなどで対応にあたる対策チームを設置しています。
7日はクマの出没が増える秋を前に関係者およそ30人が参加して訓練が行われ、はじめに市の担当者が地元を流れる川沿いでクマの目撃情報があったことを警察などに連絡し、対策チームが立ち上がりました。
そして対策チームに関係機関の担当者が集まり、目撃した場所を確認したり、パトロールを行うエリアを分担したりしていました。
このあとクマを発見したという想定で訓練が行われ、参加した人たちはブルーシートでバリケードを作ったり、麻酔銃でクマを眠らせたりする手順を確認していました。
新発田市によりますと、今年度、市内では26件のクマの目撃情報があり、すでに昨年度の件数を上回っているということです。
新発田市農林水産課の下村拓実主事は「きょう出た意見も踏まえ、いざという時に迅速に対応できるようにしたいです。市民のみなさんには食べない場合は柿の木を除去するほか、生ゴミを放置しないことなど、クマを引き寄せない対応をお願いしたいです」と話していました。