鳥インフルで休止の養鶏場が営業再開 胎内市 33万羽を処分

去年11月以降、県内の一部の養鶏場でもニワトリから鳥インフルエンザウイルスが検出され、合わせて257万羽余りが処分されましたが、このうち、33万羽を処分した胎内市の養鶏場が検査を終えて、7日、営業を再開しました。

営業を再開したのは、ことし3月に飼育していたニワトリから鳥インフルエンザウイルスが検出され、33万羽を処分して営業を休止していた胎内市にある採卵鶏の養鶏場です。
運営会社によりますと、この養鶏場では先月までに養鶏場内に鳥インフルエンザウイルスが残っていないか調べる検査をすべて終え、問題がなかったことから7日朝、鶏舎にニワトリを運び入れ営業を再開しました。
この養鶏場には合わせて5つの鶏舎があり、9日にかけてこのうちの1つにおよそ7万羽を運び入れるほか、来年1月までにほかの4つの鶏舎にもニワトリを運び込む予定で、来年3月に通常の出荷量に戻る見込みだということです。
新潟県によりますと、県内では去年11月からことし3月にかけて5つの養鶏場で飼育しているニワトリが鳥インフルエンザウイルスに感染していることが確認され、採卵鶏と肉食用のニワトリ、合わせて257万羽余りが処分されました。
このうち、採卵鶏の養鶏場の営業再開は今回が初めてだということです。
この養鶏場の運営会社の本間友生代表取締役は「県内外で運営するほかの養鶏場も活用したニワトリの管理方法で比較的早く営業再開することができた。今後も消費者の方に新鮮な卵を届けたい」と話していました。