県内で上半期に確認された特殊詐欺 約4割が架空料金請求詐欺

ことし上半期に県内で確認された特殊詐欺の件数は94件で、このうちおよそ4割が架空料金請求詐欺だったことが警察のまとめで分かりました。

県警察本部のまとめによりますと、先月末までのことし上半期に、県内で確認された特殊詐欺は合わせて94件で、去年の同じ時期と比べて9件増えた一方、被害額は1億8839万円と5654万円減りました。
特殊詐欺の手口として最も多かったのが「未納の料金がある」などと言って身に覚えのない料金を請求する「架空料金請求詐欺」で、件数は全体のおよそ4割の37件と、去年の同じ時期より8件増え、被害額も9969万円と1376万円増加しています。
また、2番目に多かったのが「保険料の過払い金が戻る」などと言ってATMに誘導して金を振り込ませる「還付金詐欺」で件数は31件、被害額は3687万円でした。
一方、金融機関やコンビニの従業員が被害者に声をかけ被害を食い止めたケースも114件確認されていて、警察が引き続き協力を呼びかけています。
警察は電話やメールでお金の話が出たら詐欺を疑い1人で対応しようとせず家族や警察に相談するよう呼びかけています。