救急医療の中核に済生会新潟病院 県医師会の決定を了承

新潟市内の救急搬送を受け入れる中核の民間事業者として済生会新潟病院が県医師会から選定されたことを受け、27日県内の医療関係者による会議が開かれ、病院側による説明の結果、県医師会の決定が了承されました。

医師不足などを背景に救急医療のひっ迫が懸念されるなか、県医師会は新潟市で将来的に救急車を8000台受け入れて救急医療の中核となる民間の事業者を公募し、ことし5月、済生会新潟病院が選定されました。
これを受け、27日県庁で県内の医療関係者による会議が開かれ、出席した済生会新潟病院の本間照院長が医師や看護師の確保を進めていることや救急車を積極的に受け入れるようにした結果、今年度の救急車の受け入れ台数が4000台になる可能性が出てきたことなどを説明しました。
その結果、会議の出席者から異論は出ず、済生会新潟病院を選定した県医師会の決定が了承されました。
済生会新潟病院の本間院長は「新潟市内の救急の中心になるということで、職員一同がんばっています。よりいっそう周りの病院と連携し、住民の医療を支えていきたい」と話していました。