闇バイト募る投稿 SNSで警告「犯罪に加担するな」

SNSで犯罪の実行役などを募集するいわゆる「闇バイト」をきっかけとした事件が全国的に相次いでいることを受けて、警察は旧ツイッターのXに警告文を投稿し、犯罪に加担しないよう呼びかけています。

「短期間で高収入」とか「高額」などという誘い文句で、特殊詐欺の「受け子」や強盗の実行役などを募集するいわゆる「闇バイト」をきっかけとした事件が全国で相次いでいて、新潟県内でも容疑者が「闇バイトに応募した」などと話す事件が複数検挙されています。
こうした状況をうけて、県警察本部のサイバー犯罪対策課は先月20日から旧ツイッターのXで「闇バイト」や「裏バイト」などの単語が書かれた投稿に対して、警告文を投稿する取り組みを始めました。
警告文には「楽をして大金を稼げるアルバイトはありません」「個人情報を送付してしまうと抜け出すのが困難になります」などと書かれていて「闇バイト」に申し込まないよう呼びかけています。
サイバー犯罪対策課では「闇バイト」のほかにも口座や携帯電話の売買など犯罪につながりそうな投稿に対して警告をしていて、先月末までの11日間に合わせて251件の警告を行ったということです。
サイバー犯罪対策課は学生などボランティアの協力も借りて警告することにしていて「簡単に高額報酬を得られるバイトはなく、犯罪に加担したり、巻き込まれるリスクが高いので応募しないでほしい」としています。