“農業の活性化と経営改善を” 若手農家が試みを発表 長岡

農業の担い手不足が深刻になる中、県内各地の若手農家が農業の活性化や課題解決に向けた試みを紹介する発表会が長岡市で開かれました。

この発表会は県内の若手農家でつくる団体が毎年開いていて、19日、会場となったアオーレ長岡のホールにおよそ100人が集まりました。
発表会では、合わせて10のグループが、農業の活性化や経営の改善といった課題解決に向けたそれぞれの試みを発表しました。
このうち佐渡市の兒玉理さんのグループは、地元で増えている耕作放棄地を有効活用しようと、初夏に鮮やかな花を咲かせるトビシマカンゾウを植えたことを発表しました。
また、上越市の黒川雅治さんのグループは、担い手不足が深刻になる中、作業の省力化を図るため田植えにドローンを使った実証実験について紹介し、作業時間をおよそ1時間短縮できたと成果を説明していました。
発表会を主催した新潟県農業改良クラブ連盟の千野俊輔会長は「ふだんは同世代の農家と話す機会はなかなかないので、こうして意見交換ができるのは貴重です。参加者には発表を聞いて感じたことを今後に生かしてほしい」と話していました。