シンガポールの飲食店経営者が知事訪問 「県産食材提供拡大」

新潟県産のコメなどを使ったメニューを出しているシンガポールの飲食店の経営者が花角知事を訪れ、県産食材の利用の拡大に意欲を示しました。

花角知事を表敬訪問したのはシンガポールやインドネシアなどであわせて16の飲食店を経営するウォン・ウェイ・テックさんです。
ウォンさんは自分が経営するレストランで県産のコメを使ったメニューを出していて、食材についての知識を深めようと、9日から県内を訪れています。
ウォンさんは県内のスーパーを訪れた際、売られている野菜や魚の質の高さに驚いたということで、より多くの県産の食材をレストランで提供したいなどと花角知事に話していました。
また、面会では県産のスイカや枝豆がふるまわれ、ウォンさんはおいしそうにほおばり、笑顔を見せていました。
健康志向の高まりを背景に海外で日本食が注目される中、県は農作物の輸出に力を入れていて、面会で花角知事は「これからも新潟の食材を使ってもらえたらうれしい」と期待を寄せていました。
ウォンさんは「レストランでは新潟のコメを使ったメニューを提供しているが評判がいい。日本の食材をもっと勉強していきたい」と話していました。
ウォンさんは滞在期間中、県内の枝豆やスイカの生産者を訪れ農作業を視察するほか、新潟の風土について理解を深めることにしています。