佐渡 子どもたちが「大謀網」漁を体験 地元の漁業に関心を

地元の漁業に関心をもってもらおうと、佐渡市の小中学生が大型の定置網「大謀網」漁を体験する特別授業が行われました。

佐渡市の内海府小学校と中学校では地元の主要産業の1つ漁業について学んでもらおうと、実際に体験する特別授業が行われていて、27日は小中学生10人が大型の定置網「大謀網」漁を体験しました。
子どもたちは鷲崎漁港から漁船に乗って出港し沖合の漁場に到着すると、中学生がマダイやメジマグロなどがかかった網を引きあげる作業を手伝い、小学生は別の船からその様子を応援しました。
27日はあいにくの雨でしたが、子どもたちは魚が船にあげられるたびに「うわぁー」などと声をあげて喜んでいました。
子どもたちは「海に出て魚を捕る漁師さんはかっこよかったです」とか「魚がすごい勢いであがってきたので海水にかかりながら頑張って網を引きあげました」などと話していました。
内海府漁業生産組合の多田好正組合長は「地元の現状は若い子がいないため従業員はほぼ地域外の人たちです。今回の体験を通して子どもたちが地元の産業に興味をもってもらい働いてみたいと思ってくれたらうれしいです」と話していました。
鷲崎沖の大謀網は来月下旬ごろまで行われる予定です。