新潟 村上 三面川でアユ釣り解禁 去年の記録的大雨で被害

去年8月の記録的な大雨で大きな被害を受けた村上市の三面川で、24日アユ釣りが解禁となりました。

村上市の三面川では、去年8月の記録的な大雨の影響で川岸が崩れたり、川底がえぐれたりする大きな被害が出ました。
いまも復旧工事が行われていて、すべてが元通りになるのは来年の春ごろになるということです。
そうしたなかでも、アユ釣りを楽しんもらいたいと三面川鮭産漁業協同組合が先月から今月にかけて24万匹のアユを放流し、24日、アユ釣りの解禁日を迎えました。
早朝から県内外の多くの釣り人が訪れ、腰の辺りまで水につかりながら、おとりのアユを泳がせて別のアユを針に引っかける「友釣り」という手法で、アユを釣り上げていました。
群馬県から来た60代の男性は、「去年、川が増水した時に近くにいました。群馬に帰ってからも心配していましたが、きれいな川に戻っていて安心しました」と話していました。
三面川鮭産漁業協同組合の平田茂伸副組合長は、「去年の水害で三面川の至るところが壊れてしまい、アユ釣りがどうなるか心配でしたが、こうして解禁日を迎えられてありがたい。県内で最初にアユ釣りを解禁する川なので、みなさんに楽しんでもらえれば」と話していました。