地元の河川 荒川を学ぼうと小学生が水質や生物を調査 村上

子どもたちに地元の川について学び、親しんでもらおうという催しが村上市の荒川で行われました。

この催しは、羽越河川国道事務所が子どもたちに荒川の水質などについての理解を深め、親しんでもらおうと、流域の小学生を対象に毎年行っています。
19日は村上市の荒川の河川敷に保内小学校の4年生およそ60人が集まりました。
子どもたちは川の中に入るとはじめに水を採取して試薬の入った容器に入れる水質調査を行い、荒川が生き物にとって住みやすいきれいな水質であることを確認していました。
このあと、川底の石の裏を見たり網で水をすくったりしてきれいな川に生息するとされるカゲロウやトビケラの仲間などを取っていました。
ハゼや小さなカニを捕まえた班もあり、児童らは生き物を紹介したリストをもとに分類しながら名前を確認していました。
参加した男子児童は「荒川にはたくさんの生き物がいることや水がきれいであることが分かりました。生き物をたくさん取ることができて楽しかったです」と話していました。
羽越河川国道事務所の佐藤利行副所長は「川は水害の危険もあるが、楽しい場所でもあるということを子どもたちに知ってほしい。荒川は地域にとって大事な川だということを今後も呼びかけていきたい」と話していました。